このページは、日本のランドマーク卒業生が、プログラム参加により、自分の人生に数々の飛躍的な成果や、社会で活躍している情報をお届けしています。

医師として活躍をしている 奥野さん本当にやりたいことをやるのを妨げる壁を発見して、世界中の人に貢献できる人生が手に入っていることがブレークスルーテクノロジーコースからの成果の一つです。
ブレークスルーテクノロジーコースに参加をしたのはいつですか?
私は医師になって3年目の2008年の7月にブレークスルーテクノロジーコースに参加しました。
コースから得た成果の一つは、医学研究にチャレンジすることができたことです。
コースを受ける前の自分はどうでしたか?
もともと学生時代から何でもやりたいことにチャレンジする性格でした。
しかし、研究という分野はなぜか興味がわかず、「試験管と向き合うより患者さんと向き合ったほうがいいんだ」とよく言っていたのを覚えています。
そのくせ、自分が何か世の中に広く役に立つことをしたい。
誰も発見しなかったことを発見したい、という気持ちも持っていました。
実際に参加をしてどうでしたか?
ブレークスルーテクノロジーコースに参加したときに見えてきたのは、小学校5年生のときの過去の記憶でした。
食べ終わったスイカの皮の上にスイカの種を置いて芽が出るのか、という夏休みの自由研究で、芽は出ませんでしたし、その結果をまとめても何の評価もされずに、廊下に貼られた模造紙を虚しく見つめていたのを思い出しました。
それ以降、研究と聞くとその時の過去が気づかないうちに出てきて、知らず知らずのうちに避けて生きてきたことをコースの中で発見しました。
まさかそんな小さい頃の経験が今でも影響しているとは思ってもいなくて意外だったのと同時に、そのことを「単なる過去の出来事」として扱うことができて、自分の未来に空き地のようなものができた感覚がありました。
そしてこれから大きな貢献もすることができる、ということが素晴らしく感じたのを覚えています。
コースを受けたことから、どんな成果がありましたか?
コースが終わってすぐに、もともと興味を持っていた血管についての研究がしたくなり、母校の大学院に入学することを決意しました。
そして研究を始めてから3年ちょっと経過した時に、Nature Medicineという医学系の最高峰と言われる雑誌に自分の研究結果が掲載されました。
ブレークスルーテクノロジーコースを受ける前からには考えられないような貢献が可能になりました。
その3年間に実験でたくさんうまくいかないことがありましたが、その頃には「失敗を歓迎できる自分」が手に入っていました。
これもランドマークで「いかに自分が失敗を避けて生きてきたか」をまざまざと体験することで手に入ったものです。
3年ちょっとしてから研究生活を振り返ってみた時に、ほとんど気持ちを切らさずにいろいろな実験にチャレンジできている自分がいたのに驚きました。
今は実験ではなく患者さんの診療にあたっていますが、今度は新しい治療の開発という分野にチャレンジして論文を書き続けています。
本当にやりたいことをやるのを妨げる壁を発見して、世界中の人に貢献できる人生が手に入っていることがブレークスルーテクノロジーコースからの成果の一つです。
もう一つのブレークスルーテクノロジーコースからの成果は、患者さんとのコミュニケーションが楽しくなったことです。
このコースを受ける前でも、特にコミュニケーションを苦手に感じることはありませんでした。
しかし患者さんと一対一で話す外来診療では他の業務よりも終わったあとの疲労感が強かったです。
話す内容も吟味しながら慎重に選びます。
外来が終わった時にはぐったりとして「自分はまだ医者になって3年目だし仕方がないか」と思っていました。
ランドマークのコミュニケーションのプログラムを受けてから、外来診療がガラッと変わりました。
コミュニケーションのコースを受けてから、患者さんのことをより深く聞くことができるようになりました。
心の声と言ってしまうと大げさですが、患者さんが言っている内容だけでなく、その背景も汲み取れるようになりました。
時には厳しいことを言ったり、あるいはいろいろと医療とは関係のないことでも深く聞いて、短い診療の中でも深い人間関係を築くことが可能になりました。
コミュニケーションのコースを受けて半年ほど経った頃には、外来診療がとても「楽しく」感じるようになりました。
楽しいというと語弊があるかもしれませんが、患者さんと接することの喜びを以前にも増して感じるようになり、外来診療のあとのぐったりとした疲労感も感じなくなりました。
それから5年以上たっていますが外来診療がとてもやりがいのある、充実したものになっています。